詩集2

[哀期]




no--

すげぇ恐くて逃げてばっかいたけど
それじゃあダメなんだなって気付いたのは
君が近くにいたからで、それはなんでか
っていうと、なんででしょう?って
感じなんだけど君に出会えたから、
もう逃げない事にしたんだ、それって
すごく感謝してるんだよ。



遣瀬無

時々無償に遣る瀬無く成るのは
さよならだとか
好きだとか
嫌いだとか
そういう事をキチンと言えてないから
さよならだとか
好きだとか
嫌いだとか
そういうのをキチンと言えたとしても
それが治るとは思わないんだけど。



暗作大光

何もしたくないんだけど
何かしなくちゃ気が狂っちゃいそうなくらい
そんくらい好きな人がいた
ただでも辛いのに
毎日がもっともっと辛くなった
けど
あなたに会えて良かったとも
あなたに恋してよかったとも思えるのって
なんだかとても矛盾していて不思議に思えて
嗚呼恋って、ステキなことなんだなと思うんだ。



1541P

君がいなきゃ始まらない
夢の1ページ
破り捨てたくてたまらないほどに辛い
夢の1ページ
だけど今僕を支えてるのって きっと
あの日からの夢の1ページ



ハートメイクマタァ

サヨナラのアクセント

悲しみのメロディ

孤独なヴォイス

すべて僕の心の構成物質

無くてもいいのに
心の中にある

これってとても
痛々しいヨ



僕ナリの

とっても寂しいのサ
とても哀しいのサ
でもそれを君に見せる事はしたくない
でもそれを君に見せたくは無いのだ
それが僕なりのありがとう
それが僕なりのありがとう



黒背

辿りついてしまったんだから
そこで一生過ごせばいい
逃げようとすれば後悔するよ
臆せば負けっぱなしの人生だ
辿りついてしまったんだから
そこで一生過ごせばいい
目指せば目指すほど遠ざかるんだから
そっぽ向いてればいい
そうしたらその内近づけるサ
何でもそういうもんだろう?



素晴質素

世界はきっと漫画みたくは綺麗じゃない
でも質素な感がとてもいい、幻想描いた
漫画よりも、こんな嘘みたくリアルな日々
がとてもいい。

恋なんかきっと漫画みたく上手くはいかない
でもその過程がとてもいい、嘘みたいな
漫画よりも、こんな嘘みたくリアルな日々
がとてもいい。



残り香

空間がつまる部屋ん中に
ほんの少し君達の残り香がした
思い出と現実が組み合わさって
君達がいた時間を思い出した。



無理をして

ムリをして
ムリをして
ムリをして
ムリをしなくちゃ
ダメになる

ムリをして
ムリをして
自分を保つのが
やっとだったんだ



次はいつ会えるの?

アナタの遠ざかっていく姿が
ただ恐かった
もう会えないの?
聞きたかった
次はいつ会える?
次はいつ会える?
ただその聞けない質問が
グルグル周って
その呪文を唱えるたびに
魔法みたく孤独になっていった。



歩夜程流

泣いてばかりじゃ
前は見えない
ぼやけた世界もたまにはいいけど
それじゃあ前に進めない
前を見ろよ
自分にいい聞かせ
この先に何かあるはずだ
この先に何かあるはずだ
その言葉を信じて突き進め
涙をぬぐって突き進め
迷うことも許されない道に
あんたは立ってんだ
一歩でもいいから進まなきゃ
涙は永遠に止まらない。



琥孤露が流れる姿

夜空みたく
暗いココロ
あれ、おかしいな
さっきはあんなに
恐かったのに
今はそんなに
恐くない
でもココロが晴れた
ワケじゃなくて
ただ暗いココロに
慣れただけ
ただ暗いココロに
慣れただけ
なぁそれってすごく
哀しいことだと
思わないか



ああ今

なんで涙を流すんだい?
そんな小さな場所にいるなよ
ああ、今すぐ助けに行くよ

なんで傍にいてくれないの?
そんな遠くに行かないで
アナタを今すぐかけよって抱きしめたい

なんで涙を流すんだい?
そんな哀しい歌を歌わないで
ああ、今すぐつれもどしにいく



流れる砂

もう恐れないですすんでいける
寂しい夜を何度もすごした僕等は
涙も枯れてるけど
皆で歩いていけば笑えるだろう

どうしようもなく寂しかったり
どうしようもなく愛しかったり

もう君だけを愛してゆける
孤独な夜をすごした僕は
悲しみをまだこえてないけど
君さえいれば笑っていられるだろう

どうしようもなく哀しかったり
どうしようもなく嬉しかったり

もう君だけを愛してゆける
孤独な夜をすごした分だけ
君だけを愛してゆける



君を失いたくない

失うってこと
前までのボクは
気付いてなかったみたい

どうしてだろう
今ではこんな大きな存在なのにさ
ああ、そうか
前までボクには失うモノなんか
無かったんだね

失うってこと
今のボクには
痛いくらいによくわかる

失うことが恐くて
何も言えずに手を振る日曜日
嗚呼来週まで会えないなんて
来週まで会えないなんて
そうやって ただの1週間すら
孤独に引き裂かれそうになるのに
失うだなんて
考えられるはずないだろう?

失うってことを
今のボクは
とても恐れている

君を失うことが
どんなに苦しいことか
君の大切さが
君の存在が
どんなに素敵なものか
今のボクにはよくわかる



小さくて棘棘しい可能正

こんな愛している日々が
続いているのに
会えない日々も
続いてる
どうせなら
「もう会わない」
って言って欲しかったなぁ
今のボクには希少の可能正が
とても痛々しい



夢=現実=夢

物語の中をさ迷いたい
何もかもが上手くいく
そんな夢物語の中を
例えば君と歩きながら

人生をリセットしてみたい
何もかも消し去って
そして人生をやりなおす
でもきっと何度やっても同じだろ

夜の街を君とさ迷いたい
何もかも捨ててでもいい
そんなこと叶わないなんて
知っている ただそれが
叶うなら 夢物語なんか
夢でもなんでもない
きっとただの現実に見えるだろう
だってそれが一番の夢物語



切ないほどに恋をする

溢れるイラつきを
無理に幸せに変換した
「楽しい」なんか言ってるけど
ホントは「寂しい」んだ
「嬉しい」なんか言ってるけど
ホントは何も嬉しくない
君がいなきゃ
何もかも
君がいなきゃ何もかも始まらない
君を愛した時から止まったものが
たくさんある
変換のできないキモチ
「愛してる」
それは「寂しさ」も「憎しみ」も
「悲しみ」も「イラつき」も生む
でも僕等は恋をする
哀しいほどに切なく恋をする。



月道散歩

ただ哀しいのは
いつも通り
ただ哀しいのは
アナタのせい
寂しさをごまかすために
少し散歩にでよう
何にも出会わないような
散歩にでよう
もう恋はしたくない
そうやって嘘をつく
ホントは恋をしたくて
しょうがない
なぁアンタ
さよならの苦しさって
知ってるかい?



安っぽい空間

時計をチラチラ見る
行き詰まった空間に
何か雨でも降らないものかな
行き詰まった僕らに
光が灯らないかな



小尾

ねぇ君までの距離ってどのくらい?

嫌な事が重なったら
大きな声で叫べばいい
どうしようもなく困ったら
無理せず誰かに話せばいい

容赦なく続く冷たい雨
後遺症は小尾をひいてついてくる
切り離せない過去が
小尾をひいてついてくる



ありふれgood

ありふれた毎日が
こんな幸せだって
遅いけど気付いてしまった
最後のあの日はいつだっけ
涙でボヤけて見えない過去が
あんな幸せだったなんて
バカみたい
あの頃当たり前だった日々が
幸せすぎる幸せだったんだなぁ
なんてことに気付いてしまった



杏晴

大切なものを捜したけれど
答えはみつからない
よく晴れた日に君に会いたい
気まぐれな微笑みをもう一度

アナタの陰を捜した
ドコにも見当たらない
そんなことなら微笑まないで
気まぐれな君は
気まぐれな恋を残して去っていく



+codoku

僕は独りだ。

悲しみだけが視界に
孤独だけが視界に
寂しさだけが視界に

消えてくれ

本当は強がってるだけサ
どうしようもなく
寂しくて
どうしようにも
哀しいのに



無謀な愛

離れてしまった
そんな勝手な想像が
ずっと僕を縛り付けて
苦しませてきた

嫌われてしまった
僕はもうダメだ
そんな想像が
ずっと僕を殴りまくってる

希望のない愛
ただ少しでいい
希望がほしかったんだ



受話器

色々と考えて
断念する
アナタの声が
ききたいけれど
受話器をとる手が
振るえてしまう



道に風は吹く

暖かい風
一度吹くごと
哀しくなる
君のいない春
寂しい1人の
下校道

冷たい風
一度吹くごと
涙がでる
君がいない道
寂しい僕は
歩いてる



龍空

例えば君がいるだけで限りなく強くなれるとしたら
それってなぁアンタ、すごい大切な事だと思わない?
これから生きていくと辛いことなんか幾度とあるけど
なぁオレアンタがいれば何もかも超えられる
そうやって思う事って、ねぇ、君だったらバカらしい
そう言うのかな。



白月光

1人ぼっちが寂しいのサ
なぁ手をつないで連れてってくれないか?

優しい光を放ってる月が
僕の思い出を照らしてるように

ひとつづつでいい
拾っていこう
ひとつだけだって十分だ
拾いに行こう
きっと月が僕を照らしてくれる
落とした思い出照らしてくれる



僕は君を忘れよう

僕が怒っても笑っても何しても
君は優しく微笑んでくれるだけ
哀しい涙は止まらないけど
僕は君を忘れよう
孤独な愛は止まらないけど
僕は君を忘れよう

君は寂しそうに何かをしていて
僕は何もできずに笑ってるだけ
優しい君に触れていたいけど
僕は君を忘れよう
君の手 握っていたいけど
僕は君を忘れよう



戻れない

君に伝えたかったのは
欲張らずに「好き」だけで良かった
ずっと君に伝えたかったのは
いつだって「好き」だけで良かった

君が手の届かないトコロに行っても
僕はいつでも夢見ているよ
君が視界から消えてからも
あの言葉を伝えたかったよ



オレンジ色の影が2つ

並んだ影が
哀しい影が二つ
離れないで
サヨナラを言わないで
今だけでいい
少しでも長く
傍にいて
ねぇ
こんな事望んじゃあ
いけないのかい?



mbo

壊れたグラスの破片を集めても
パズルみたく直してみても
君は幻想の彼方
君のいたあの日は直らない
今残ったのはありふれた歌だけ

壊れたグラスに水をそそいでも
水は無情に流れていくだけ
君は幻
君がいたあの日が消え去った
今残ったのは変わった日々だけ



虹手振

幸せが見えたとたん
虹みたくそれは消えた
いつだってそうやって
目の前で消えるんだ
でもそれは自分のせい
だって知っている
だから虚しくて
苦しくてイラついて
ムカついて辛いんだ
自分を変えたくても
そんな簡単にはいかないから
できるだけ何かを掴もうと
僕は大きく手を振っている



☆光年☆

黒い夜空に輝くよ
僕の恋を叫ぶよ
この空に
アナタは現れないけれど
それでも叫び続けるよ
嗚呼 アナタはこないけど
僕は叫び続けるよ
この空に
アナタに向けた叫び声
届いてほしい
黒い夜空に輝く星まで
アナタまで



愛南風

愛してるだなんて幻想
消えない想いは
夜な夜な僕を苦しませる

夢と夢を照らし出す
君の笑顔と
添えた言葉は何だっけ

抱きしめたいのはただの夢
消えない幻想は
僕をより臆病にさせていくんだ



愛していたとき

過去にしたくない日々は
現在じゃなく
虚しく過去へなった
残った思い出は
逆に僕を苦しめる
楽しかった分の制裁
繊細に思い出せるわけじゃない
だからこそ苦しむのか
掴み取れない日々が
夢の中に浮遊する
苦しめないで
崩れないでアナタの笑顔
忘れたいわけじゃない
思い出せないだけ
アナタの笑顔を思い出そうとするたび
また心が痛み出すのはなぜ?



部屋とギター

無償にあなたに会いたくなる
憎いほどに愛してた
ギターの音が隣部屋で響いてる
君がいた隣部屋は
色んな思い出がつまってる僕の部屋
しばらく君のこない部屋
ずっと君のきていない部屋
涙を何度も流した部屋
ギターが切な響いてた


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